ZetaChainは、オムニチェーンの相互運用が可能なパブリックL1ブロックチェーンを構築しています。4月のSparta (devnet)リリース以来、私たちのチームはプロトコルを大きく改革しましたが、これはまもなく登場する数々の新たなインタラクティブ・テストアプリ(DEXからマルチチェーンNFT転送まで)をサポートするためです。現在、暗号通貨業界の主要プレイヤーたちはZetaChainベースの構築をすすめています。私たちは新規パートナーを随時募集しており、皆様の開発プロセスと立ち上げの全段階において、ホワイトグローブ・サービスを提供しています。この投稿の目的は、repoにあるいくつかの重要なプロトコルや製品アップデートの内容のレビューです。ZetaChainブロックチェーンの舞台裏、ZetaScanによるライブトランザクション監視、新たなクロスチェーンDEXコードなども含まれています。また、ライブ文書ではオムニチェーンdAppsの使用例をいくつかご紹介します。
ZetaChainブロックチェーンコードにいくつかの改良を加えました。中でも特筆すべきは、現在追及しているテストネットのアップグレード版リリースです。また、バックグラウンドの強化として、リモートプロシージャコール(RPC)サービスの統合、Ropsten Ethereumネットワークの追加チェーンサポートなどを実行しました。開発者の皆様は、メッセージパッシングインターフェース(MPI)が「コネクター」という名称に変わり、アップグレードされたコントラクトやインターフェースに対応できるようになった点にご注目ください。
ZetaChainブロックチェーンのアーキテクチャは、バリューとデータのオムニチェーン相互運用を可能にするための特殊コンポーネントを数多く使用しています。そのいくつかの主要要素を、下記に簡単にご説明します。
各バリデータには、ZetaClientとZetaCoreが含まれており、これらはバンドルされ、ノードオペレータによって実行されます。ZetaClientは、外部チェーン上のイベントをオブザーブし、アウトバウンドトランザクションに署名します。ZetaCoreは、ブロックチェーンを生成し、Zeta仮想マシン(ZVM)を維持します。現在のところは、ZetaCoreはノード、またはノードのHTTP-JSON API、または強化されたインデクサ/エクスプローラ(以下で説明する別名 ZetaScan)を実行することでオブザーブ可能となります。
ZVMは、他のレイヤー1ブロックチェーンのランタイムまたは仮想マシン(VM)レイヤー(例:Ethereum VM)と同様に機能します。これを通じて一般的なスマートコントラクトがデプロイされます。ZetaChainブロックチェーンとの大きな違いは、オムニチェーン相互運用機能が組み込まれており、一般的なクロスブロックチェーンのdAppsをサポートできる点です。これを可能にしている要素のひとつとして、(以前の記事でもご紹介しましたが)ZetaChainの「革新的なハイブリッド・ブロックチェーン”台帳”モデル」使用が挙げられます。(https://blog.zetachain.com/zetachain-introduces-a-novel-transaction-model-to-blockchain-to-enable-omnichain-interoperability-1562d7b66f0a)
ZetaChain CCTXの主な特徴のひとつに、スタック・トランザクションのダークUXやDevXに対処せず堅牢なクロスチェーンアプリを展開できるという「復帰機能」があります。これにより、「トランザクション」の「原子性」のアウトプット基準(期限、最小受取量)が設定可能です。開発者の皆様は、完全に新しくなったクロスチェーンdAppsを生成に使用できるため、シングルチェーン開発と同様のエクスペリエンスが得られます。
下図はCCTXの状態遷移を表したものです。メッセージパッシングパラダイムでは、ZetaCoreを「CCTX用の複製されたステートマシン」とみなすのが最も適切です。
Diagram of state transitions of a CCTX
具体的には、サークルはCCTX状態を、矢印は外部トランザクションなどのラベル付きイベントによる状態遷移を、二重サークル(緑色のリング部分)は終端状態(CCTXの完了)を示しています。開発者の皆様は、この革新的な設計を応用し、アカウンタビリティ(説明義務)、シンプルさ、拡張性を維持したまま表現豊かなオムニチェーンDアプリが生成可能になる瞬間をご想像ください。
本日は、ZetaChainブロックチェーン・エクスプローラアプリ(ZetaScan)のリリースを記念し、ネットワークを完全に透明化し、探索可能にさせていただきました。ZetaScanは、EthereumのEtherscan、AvalancheのSnowTraceなど、他のエクスプローラと同様の機能を備えています。これはつまり、今すぐZetaChain上のオムニチェーンdApps・トランザクションをライブ監視できるということです。エクスプローラーはこちらからご確認いただけます:https://explorer.zetachain.com
Figure 1: Explorer, Transaction Ledger
ZetaScanは、初めてのイテレーションでトランザクションのインデックス付けと詳細をサポートします。例えば下記の図2では、1,004 ZETAがイーサリアムからOptimismに転送されたイベントレコードを見ることができます。将来的なバージョンでは、ZetaChainネットワーク全体の分析、より豊富な検索とフィルタリング機能、探索可能な追加エンティティ(ブロック、接続ネットワーク、ノードなど)など、機能をより一層強化していく予定です。
Figure 2: Explorer, Transaction Details